Beeswax

ナイフハンドルに蜜蝋を浸透させる方法を紹介します。

1. 個体の蜜蝋をハンドル部に擦りこんでいきます。この時、ハンドル材の木目の断面が露出している箇所には特に念入りに蜜蝋を擦りこみます。

2. 擦りこんだら、ハンドル部を軽くガスバーナーであぶって蜜蝋を溶かします。※この時、ブレードに熱を加えてしまうと焼きが戻ってしまうのでブレードには濡れ雑巾などを巻いておくとよいです。ガスバーナーであぶると蜜蝋はすぐに液体になり、写真のように透明になります。蜜蝋が融けたらすぐにぼろ布などでハンドル材を擦ります。

3. 1と2を数回繰り返して完成です。蜜蝋フィニッシュを行ったハンドルはグリップ性、防水性が向上します。また独特の光沢が出て非常に美しくなります。ハンドルの母材によってフィニッシュの質感に個性が出るのも面白い所です。