Mechanism

 エグゾーストキャノンには、大きく分けて二重筒式と単管式種という2種類のメカニズムが存在します。こちらのサイトにてそれぞれ非常に丁寧にまとめられています。一見大きく異なっているようにも見えますが、構造的には、単管式の銃口をシリンダーの内部に押し込んだのが二重筒式となります。

単管式も二重筒式も名前の通りそれぞれ、一つの管(シリンダー)の中にピストンが入っている機構、エアタンクとなる管とピストンが入った管の二つ管からなる機構になっています。

単管式エグゾーストキャノンにおけるピストンの動作

エグゾーストキャノンにおいては、「シリンダーに対する銃口の位置」が非常に重要なファクターとなります。

銃口の位置が奥であれば、ピストンは軽量になり、排気速度の向上につながります。しかし、内部に筒が挿入される分だけタンク容量は減少してしまいます。反対に銃口が外側にあれば、タンク容量のロスは無くなる代わりにピストンの全長が長くなり、排気速度が遅くなってしまいます。

ただ、もちろんエグゾーストキャノンの性能は銃口の位置のみに依存するわけではありません。排気速度は排気ポートの断面積に大きく左右されますし、タンクに関しても、可変容量式を採用することで容量不足は改善されます。また、銃口の直径や排気時のピストンの加速などの要素も大きくかかわってきます。エグゾーストキャノンの性能を決定する要素は無数にあるため、正直なところ「撃ってみるまで分からない」ことも多いです。