ジャンク屋で朽ちかけた万力を見つけたのでレストアしました。Charles Parker というかつてアメリカに存在したメーカーの製品のようです。全体的に重厚で、非常に重いです(口金幅 100mmで 30kg 程)。
口金の形状が特徴的です。
錆がひどいのでまずはサンポールに漬け込みました。
その後、炙ったり叩いたりして何とか分解できました。こんな時、ガソリントーチは非常に便利です。
雄ネジがダメになっていたので入れ替えます。台形ネジでも角ネジでもない面妖なネジでした。
手元に圧搾機のハンドルが転がっていたので流用することに。
M20 の全ネジをハンドルの角穴に入るように加工します。
雌ネジは高ナットと端材を溶接して完成です。
摺動部にはスラストベアリングを仕込みます。ベアリングの受けは旋盤で製作しました。
組み立てて完成です。ベアリングのおかげで非常に滑らかに動作します。